3 年熟成天日塩の特長、及び購入について
加熱処理無しの、完全天日塩
塩づくりには、様々な方法があります。現在日本で流通している塩の多くは、「イオン交換膜」による製法でつくられています。海水に電極を入れて電気を流し、濃縮された塩化ナトリウム溶液を加熱・蒸発させ結晶化した塩を取り出します。その他に、天日塩・海塩と表記される塩の大半は、最後の仕上げを加熱・蒸発させ結晶化した塩にする「釡焚き」といった方法を使用します。このいずれもが効率的な製法ではありますが、塩の旨みを決めるミネラルが壊れ、塩化ナトリウム過度な塩になってしまいます。
3年熟成干潟天日塩は、太陽と風だけで乾燥させます。だからこそ、他の塩にはない深い味わいと豊富なミネラルを含んだ塩になるのです。

大自然の生態系が育む美しい干潟が生んだ塩
ユネスコ生物圏保存地域に指定される太平塩田は自然の生態系が今も手つかずに現存する天然の干潟です。世界5大干潟の1つに数えられ、美しい海と熟練の職人達によってつくられる塩は、世界でも非常に高く評価されています。
日本は、昭和46 年に「塩業の整備及び近代化の促進に関する臨時措置法」が施行され、塩田は姿を消しました。太平塩田には、今も天然の干潟と昔ながらの日本の塩づくりの製法と伝統が残っています。
ムツゴロウやアッケシソウといった貴重な自然が残る環境が、良い塩づくりを支えています。

塩は命の源、本物の塩づくりを求めて
太平塩田のある曽島周辺は、2007 年にはスローシティにも指定され、きれいな陸地と海、そしてその間をつなぐ美しい干潟です。また、満潮時と干潮時との潮差(ちょうさ)が大きいため、常に栄養豊富できれいな海水が入れ替わり、その広大な干潟では、数多くの生命が育まれています。
3年熟成天日塩の製造方法
① 塩を結晶化する

② 保管庫で3年熟成

③ 不純物を除去

右の写真は、トンボのような道具を使って、結晶化した塩を集める作業をしている写真です。現地へ赴くと、写真のような塩づくりの一端を体験することができます。

栄養成分や保存方法など
※本品はまれに原料由来の自然物(海藻等)が混ざることがございますが、品質に問題はありません。