ガンの発生のメカニズムについて

夏の暑さも本格化し、室内と室外の気温差で体調を崩す方も多くなってきているようです。身体を驚かせないためにもカーディガンを持ち歩いたり、なるべく冷たすぎる飲み物を飲まないなどの対策をおすすめします。

さて、今回はガンの発生のメカニズムについて記したいと思います。

ガン細胞は健康な細胞から生じます。身体を構成している数十兆の細胞は、分裂・増殖と、「プログラムされた細胞死」(アポトーシス)を繰り返しています。正常な状態では、細胞の成長と分裂は、身体が新しい細胞を必要とするときのみ引き起こされるよう制御されています。すなわち細胞が老化・欠損して死滅する時に新しい細胞に置き換わることになります。

ところが特定の遺伝子に突然変異が生じると、このプロセスの秩序を乱してしまうようになります。すなわち、身体が必要としていない場合でも細胞分裂を起こして増してゆき、逆に死滅すべき細胞が死滅しなくなります。

細胞の遺伝物質の突然変異は自然に起こる場合と、ガンを起こす物質が原因となる場合があります。本来は傷つけられた細胞を治すガン抑制遺伝子があり、簡単に正常細胞がガン細胞に変わってしまうわけではありません。しかし遺伝子を傷つける要因が大量になるとガン抑制遺伝子がうまく働いたとしても間に合わず、ミスが起こりやすくなります。

更に喫煙など、長期に遺伝子が攻撃され続けるとガン抑制遺伝子までが破壊され修復が不可能となり、ガン細胞になりやすい土壌を作ってしまうこととなります。

現在のガン研究では、ガン遺伝子の研究からガン抑制遺伝子の研究に重心が移り、ガン抑制遺伝子の変異が主要な研究対象となる流れとなっています。

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