ガン製剤の作用と、その副作用

今回は、おおまかなガン製剤とその作用、及び副作用についてまとめてあります。

【白金製剤】〜

(作用)
DNAと結合することにより、ガン細胞の細胞分裂を阻害する。
(代表的な薬)
 シスプラチン
 カルボプラチン
 ネダプラチン
 オキサリプラチン
(副作用)
 骨髄抑制、胃粘膜の損傷、脱毛
 妊娠率低下、神経の損傷
 腎臓の損傷、難聴


【代謝拮抗剤】

(作用)
代謝拮抗剤はDNAの構成要素のプリンやピリミジンのイミテーションであり、細胞周期のDNA複製期にDNAへのプリンやピリミジンの取り込みを防止します。それにより、正常な増殖や分裂は停止します。
(代表的な薬)
メトトレキサート
シタラビン
フルダラビン
6-メルカプトプリン
5フルオロウラシル
5-フルオロウラシル (5-FU)
(副作用)
 骨髄抑制、胃粘膜の損傷、脱毛
 妊娠率低下


【抗癌性抗生物質】

1953年に梅沢浜夫が発見したザルコマシシンが最初の抗がん性抗生物質であり、DNAポリメラーゼを阻害します。いろいろ異なる種類がありますが、おもに2つの方法で細胞分裂を阻止する。

①DNAに結合して分離できないようにする。
②酵素を抑止してRNA合成を阻害する。

(代表的な薬)
 マイトマイシンC
 アントラサ 
 イクリン系のドキソルビシ
 エピルビシン
 ダウノルビシン
 ブレオマイシン
(副作用)
 骨髄抑制、胃粘膜の損傷、脱毛
 妊娠率低下
 ドキソルビシンでは心臓の損傷

【シグナル伝達阻害系剤〜】
(作用)
細胞分裂のシグナル伝達を遮断する(慢性骨髄性白血病の場合)
(代表的な薬)
 イマニチブ
(副作用)
 肝機能の異常、体液の貯留

〜その他の薬剤〜

(作用)
乳ガン細胞の成長因子受容体をブロックする。
(代表的な薬)
 トラスツズマブ
(副作用)
 アレルギー反応
(作用)
白血病細胞の受容体に結合する特異抗体を含み、白血病細胞に治療量の化学療法薬成分を送りこむ
(代表的な薬)
 ゲムツズマブ・オゾガミシン
(副作用)
 アレルギー反応

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