骨粗鬆症について

台風も何度か過ぎ去り、その都度気温も大きく下がってきましたね。全身はもちろんの事、特に足元は冷やさないようにしましょう。

さて今回は、骨粗鬆症について詳しく解説させて頂きたいと思います。お悩みの方がいらっしゃいましたら、遠慮無くご相談下さい。

【骨粗鬆症とは】

骨密度が減少していき少しづつ骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。骨は破骨と再形成を繰り返すことによって新しい骨にとりかえていきます。成長期の若いころは破骨(以下、骨の吸収)よりも形成のほうが上回っているため骨はどんどん成長していきます。その後、年齢を重ねることなどによって骨の吸収が、骨の形成を上回るようになると骨密度は除々に失われていきます。減り続けた骨はもろくなり骨粗鬆症となります。

【2種類の骨粗鬆症】

骨粗鬆症には2種類あります。原発性(一次性)と続発性(二次性)です。一次性は特に大きな原因となる病気がなく、骨の吸収と再生に関わる機能の異常などによって起こります。一方、二次性は、糖尿病、甲状腺機能亢進、副甲状腺機能亢進、クッシング症候群などの病気によって起こります。また薬剤による影響もあり、コルチコステロイド薬、抗けいれん薬、、バルビツール酸、などがあります。二次性は、全体の5%です。原発性は更に3種類に分かれます。

【骨粗鬆症の種類】

〜閉経後骨粗鬆症〜
閉経後に急速に減少する女性ホルモンエストロゲンはカルシウムが骨へとりこまれるよう働きます。閉経後はこのホルモンが欠乏状態となるため骨密度は急速に減少します。
特に体重が軽く、やせ型の女性はエストロゲン濃度がもともと低い傾向にあるので骨粗鬆症を起こしやすいと考えられます。

〜老人性骨粗しょう症:〜
加齢に伴うカルシウムやビタミンDの欠乏や、骨吸収と骨形成のバランスが崩れることによって起こると考えられます。一般的には70歳以上の人に発症し、女性は男性の2倍発症しています。
女性で高齢の場合は、前述の閉経後骨粗鬆症とどちらの原因でもある方が多いと考えられます。

〜特発性骨粗しょう症〜
数少ないタイプです。特発性とは原因不明という意味です。小児期や青年期に発症し、体内のホルモンやビタミンの量は正常で明かな原因がないにもかかわらず、骨が
弱くなります。直接的原因ではないのですが、アルコールの摂取や喫煙も骨粗鬆症となる要因です。


【症状】

骨密度の低下は非常にゆっくりと進みます。骨密度が少なくなって、骨の変形や骨折が起こると、突然の強い痛み、またうずくような骨の痛み、体の変形などが現れます。腕や脚などの骨は、骨の付け根部分が骨折します。脊柱(椎骨)では、背中の中ほどから腰にかけて骨折が起こりやすくなります。特に脊椎は、骨粗しょう症による骨折を起こしやすい部位です。

もろくなった椎骨は自然に、または軽い負荷や転倒、ちょっとしたけがで骨折します。慢性の背中の痛みは、このような骨折が原因で起こります。

痛みは突然に起こり、背中の一定の部分に集中して、立ったり歩いたりするとひどくなります。その部位に圧痛がみられることもあります。この痛みや圧痛は、数週間から数カ月後には徐々に治まってきます。

いくつかの椎骨が骨折を起こすと、異常な脊椎の弯曲(老人性円背)を来し、強い変形に加え、筋肉の緊張やそれに伴う痛みも起こります。また背骨が圧迫されてつぶれていくと背中が丸くなり内臓が圧迫されるため便秘や消化不良、食べたものが食道に逆流しやすくなり胸焼けがしたりします。また寝たきりの原因となります。

骨折の中でも特に股関節は重大で、高齢者に、自立した生活ができなくなる主要な原因となっています。閉経後骨粗しょう症の方は手首の骨折(コーレス骨折)が多く見受けられます。

骨粗鬆症の方は、骨折の治癒に時間がかかります。ちょっとした力が加わっただけ、あるいはまったく力が入っていないのに骨折した場合には、特に高齢の女性では骨粗しょう症の可能性が高くなります。手首やかかとで骨密度測定、または二重エネルギーX線吸収法で、脊椎や股関節などの骨密度を測定しますまた血液検査で、血液中のカルシウムとリンの量を調べることもあります。


【診断】

ちょっとした力が加わっただけ、あるいはまったく力が入っていないのに骨折した場合には、特に高齢の女性では骨粗しょう症の可能性が高くなります。

手首やかかとで骨密度測定、または二重エネルギーX線吸収法で、脊椎や股関節などの骨密度を測定します。また血液検査で、血液中のカルシウムとリンの量を調べることもあります。

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